入れ歯をインプラントに変えたい。



既に入れ歯をお使いの方で、不便を感じておられる方からのご相談が多く寄せられています。そんなみなさんが悩んでいる点、気にしている点を書かせていただきます。


入れ歯よりインプラントが良い理由




インプラントをしたい!と思う人の中には現在入れ歯をしている人の中にもたくさんおられます。入れ歯で不自由を感じるという方も多いのでしょうね。
・入れ歯だとものを食べる時にしっかり咬めない。
・アラレなどは、くずが入れ歯と歯ぐきの間にはさまって痛い。
・食べ物の味を感じにくく、おいしくない。
・口を開けたり、話をするとはずれる。
・うまく発音できない。歯茎に当たり痛い。など。
・色々不自由を感じておられる様子がうかがわれます。

インプラントが入れ歯よりも良いと思われる理由とは何でしょうか。

インプラントは骨の中に人口歯根という、歯の根っこの代わりをするものを埋め込みます。食べたり、口を開けたりなど、日常生活の場合に動いてこまるということはありません。自然な歯と同じ様に見えます。ブリッジをしても、歯が歯茎から浮いて見えることもありますので、自然の歯のようには見えることはありません。見た目はインプラントの方がはるかに自然です。

当院には、入れ歯ではうまく噛めない・発音がうまくできない・口臭が気になるなどいろいろな理由で悩まれている方がたくさん相談に来られます、インプラント治療の後、生活は大きく変わるということを患者さんから教えていただいています。


インプラントでの発音



入れ歯を入れている方にとって、発音はとても気になりますよね。お口の中に異物が入りますので、かなり注意して話さないと不明瞭な発音になってしまうことがあります。話していても、何度も聞き返されたりすることもあるでしょう。

人工の歯を入れているにもかかわらず今までとなんら変わらない発音でいられるという点は、インプラントのメリットとしてあげられます。入れ歯を入れていて発音の点で不自由さを感じておられる方は、インプラントがお勧めです。

仕事柄、人と接する機会が多い方は、仕事にも影響します。話しづらいと困りますものね。また、そういった方は、口臭の心配もされると思いますが、入れ歯と違ってインプラントはその点でも安心して人前で話すことができます。


外食時に外れやすい入れ歯からインプラントにされた例




インプラント治療を受ける患者さんは天然の歯を失った方々ですが、虫歯や歯周病のため、歯を抜歯しなければならなくなりインプラントにした方の他に、何年も入れ歯を使われていた方もおられます。

入れ歯が口にぴったりと合っていれば良いのですが、歯が抜けたあとのあごの骨はどんどん痩せてくるために、入れ歯も数年すれば合わなくなり、調整が必要になります。

また、新しい入れ歯であっても口にぴったり合っておらずいつまでたっても違和感があって慣れない、よく噛めない、外れやすい、手入れが面倒等のお悩みから、入れ歯をあきらめてインプラント治療に踏み切られる方も多くおられます。

先日インプラントの手術を受けられた患者さんは、「外食するときに外れないか心配で食事を楽しめないので、外れないインプラントにしたい」とおっしゃっておられました。旅行も好きなので、外食が楽しめないのは大問題とのことです。

ブリッジも固定式ですので、違和感は全くなく、義歯だということを普段は忘れていられるのですが、最近ではブリッジの治療のために健康な歯を削らなければならないことが広く知れ渡ってきましたので、ブリッジの治療を躊躇する方が多いです。

そうなると、選択肢はもうインプラントしかありません。インプラントは顎の骨に小さなインプラント体を埋め込み、それを歯の根っこの代わりとして、その上に義歯を取り付ける治療です。天然のご自分の歯と殆ど同じ感覚ですので、治療後は快適に過ごせます。

このように、インプラントは歯を失った方にとってはとても良い治療法なのですが、保険がきかないために費用が高価で、専門的な技術を持った熟練した歯科医師による外科手術が必要です。