インプラントの寿命と歯周病の関係



インプラントをするからには長くもたせたいものですね。インプラントを長持ちさせるには、日常の歯磨きや3ヶ月毎の歯科医院でのメンテナンス等、歯周病にならないことが大切です。



歯周病でインプラントが抜ける?




インプラントはチタンという金属からできていますので、虫歯になることは決してありません。そういった意味では天然歯より長持ちします。

インプラントの寿命が短くなる場合考えられるのは、人工歯(上部構造)が欠けることと、インプラント周囲炎にかかることです。そのほかにも、治療を始めた時期の年齢や口の状況によってかわります、全身の健康状態により違いが出てくるようです。

そのなかでも、大敵なのは歯周病です。チタンが虫歯にはならなくとも、支えになっている周りの歯茎が歯周病によって駄目になってしまう可能性があるからです。歯周病が悪化すると天然歯はぐらぐらし、最後には抜けてしまうのですが、インプラントでも同様なことが起こります。

インプラントを長持ちさせるためにも、普段からのケアとメンテナンスをしっかりと行えば未然に防ぐことが可能です。もちろん天然歯の場合も同様に、毎日ていねいにブラッシングして歯垢をなるべく残さないようにすることが、お口全体の健康に繋がります。


インプラントの寿命を決めるもの




インプラントの10年後の生存率は約95%です。5%くらいのインプラントは10年後には駄目になっています。ところが複数の調査機関が出している結果をまとめると、インプラントの寿命は実際には5年~20年とばらつきがあります。但しタバコを吸わずに、口内環境が良好で定期検査やメンテナンスをきちんと行っている方のデータです。


インプラントの寿命を決める要因




1.歯周病・周囲炎:日々の衛生管理の努力と定期的な診察が必要です。
2.歯医者の腕:どんな先生が担当し、どんなアフターケアをされるか次第で結果は大きく変わると思います。綺麗に仕上がっていないと、咬み合わせで負担がかかったり、手入れもしにくい場合もあります。無理してインプラントを埋め込む判断をすると、咬み合わせの問題が生じたりもします。
3.素材:大手メーカーの正規品ならいいですが、模倣品で不純物が入った粗悪ものはひび割れの恐れがあります。

インプラントを長い年数もたせることは可能です。ただそれにはメンテナンス、定期検診が必要不可欠です。メンテナンスは大変重要です。インプラントや歯ぐきの手入れ方法をきちんと実行しましょう。日々の衛生管理と定期的な診察!忘れずに努力することがインプラントの長もちに繋がります。



インプラントの長もちにはメンテナンスが絶対必要




失ってしまった歯の代わりにインプラントを入れてもそれで終わりではありません。インプラントの10年後の生存率は95%です。5%くらいのインプラントは10年後には駄目になっています。ところが実際には、20年以上もっている方は何人もおられます、一生に近い位もたせることは可能です。ただそれにはメンテナンス、定期検診が必要です。

お口の中は歯と歯が噛み合う度に大きな力がかかります。様々な原因で歯が抜けてしまった場所ですから、今までと何も変わらないお口の中の環境では、せっかく入れたインプラントも一生使い続けるのは不可能かもしれません。

その為に、歯科医院での定期的なメインテナンスが必要不可欠になりますね。それに加えて、毎日のご自分の歯磨きも大切です。3ヶ月や6ヶ月ごとの歯科医院でのプロによるチェックとメンテナンス プラス 毎日のご自身のケア、この2つをしっかり行えば、インプラントを一生に近い位もたせることは可能です。また、他に残っている天然の歯も健康に保つ事ができるでしょう。


インプラントを末永く使っていくために




インプラントはチタンという金属からできていますので、インプラント体自体の寿命は殆ど考える必要はありません。しかしチタンが何ともなくても、支えになっている周りの歯ぐきが歯周病になってダメになることがあります。

むし歯も歯周病も、普段からの歯と歯ぐきのお手入れと歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていただくことで、未然に防ぐことが可能です。当院ではインプラントを入れた後、再手術をしなくてすむように、定期的にメンテナンスのために来院していただくことをお願いしておりますが、インプラントを長くもたせるためにはこのメンテナンスが大変重要なので、出来る限りメンテナンスを受けるようにしてくださいね。