インプラント治療法の種類



インプラント治療法にも、色々な方法があります。例えば、歯を一本だけ失った時、数本の歯を失ってしまった場合。歯の無い部分が広い場合等。
様々な治療法を見ていきましょう。


インプラントの本数による治療方法の違い



インプラント1本~数本の場合



インプラントを1本だけ使って失った歯の部分を修復する方法は、審美的にも天然歯のように自然に感じられます。ブリッジを入れる時のように健康な隣りの歯を削る必要がありません。

数本の歯を失った場合も、数本のインプラントを歯の無い部分に入れ、これを土台としてヘッド部にブリッジをかぶせます。この場合も自然に感じられ、周りの歯を削る必要もなく本来の骨格を維持できます。


総入れ歯の方の場合




総入れ歯の方でもインプラントは可能です。その場合は、インプラントだけで、歯を作ってしまう方法として、オールオンフォー(all-on-4)という画期的な方法があります。名前の通り4本のインプラントで全ての歯を作ってしまうというものです。通常、前歯の部分に4本のインプラントを埋め込みます。その4本のインプラントで12本分の歯を作ります。しかも、手術の当日に歯が入ります。

総入れ歯の方の場合には、まずインプラントをして、それに磁石を取り付けて、総入れ歯を磁石でくっつける方法もあります。まず、通常のインプラントを埋め込み、その後、インプラントが骨と結合したら、インプラントに磁石を取り付けます。入れ歯の方にも、磁石を取り付けておきます。インプラントの磁石と、入れ歯の磁石が強固にくっつき、びくともしないような入れ歯ができます。非常に安定感がいいです。


上部構造の種類、骨量による治療法の違い




インプラント治療とはインプラント本体と呼ばれるネジのようなものを顎の骨に埋め込み、その上に上部構造(歯の部分)を取り付ける治療方法です。歯を失った方の治療として、今ではかなり一般的な治療法となってきました。

総入れ歯の方にはオールオン4という手術があります。歯のない場所に全てインプラントを埋め込むのではなくインプラントを4本(~6本)埋め込んで、入れ歯のような形状の上部構造を取り付けます。インプラントを埋め込む本数が多いと費用が高くなるため、オールオン4の方が少し費用を抑えることができます。

インプラントは、上部構造の種類によっても価格が変わってきます。上部構造はハイブリッドセラミックやセラミックなどが一般的で、歯の色を隣の歯と合わせて作る事で天然の歯と見分けがつかない程の自然な白い歯になります。

また患者さんの状態によって必要になる手術もあります。インプラントをするのに十分な骨の量がない方は、骨を増やすソケットリフト・サイナスリフト・GBR法などの処置をまず行います。

このような処置が必要かどうかは、初診カウンセリングの際にCT撮影をするとわかります。当院では、無料で初診カウンセリングを行なっていますので、ご予約のうえ来院くださいね。


入れ歯やブリッジとインプラントの比較



歯が無い場合の一般的な治療法としては、ブリッジや入れ歯といった治療法があります。ブリッジでは両隣の健康な歯を削らなければならない。入れ歯は噛みごたえが悪い、すぐはずれる。取りはずしが出来るため、違和感がいつまでも続くような気がしませんか?

最近では、これらを改善する方法として、インプラント治療が増えています。歯が抜けてしまったり、虫歯などが進行して歯を抜かなければいけなくなってしまった時に人工の歯をつくる方法のひとつです。インプラントは歯の根っこの代わりになるインプラントという人工の歯根をあごの骨に埋め込んで土台を取り付け、セラミックなどでできた人工の歯をかぶせます。

入れ歯やブリッジと比較するといろいろなメリットがあります。
・インプラントと骨が結合するため自分の歯のようにしっかり噛むことができます。
・ブリッジの時のように、他の歯を削らなくていいです。
・入れ歯は金具を両隣の歯にひっかけて入れ歯を支えるのでバネが見えてしまうことがありますが、インプラントはそういうこともなく審美性が非常に高いですね。